ご挨拶

三木山陽病院 院長 森田須美春

私たちの病院を紹介します。

7つの特徴を挙げたいと思います。

  1. 可能な限り診ることをモットーにしています。二つの意味がありますが、一つはできるだけどんな病気でも診ることです。もう一つはできるだけどんな時でも診る、すなわち救急車の受け入れ、時間外診療を断らないということです。救急から普通の病気まで何でも診る総合内科医が中心の病院です。熱い気持ちがないとやっていけません。
  2. 高齢者に適切な医療を行うことができる病院です。一人の患者さんが複数の疾患を持っておられてもすべて総合的に診療できる、そして高齢者において頻度の高い整形外科、眼科疾患にも自信を持って対応できる病院です。
  3. 糖尿病、消化器疾患、腎臓病、リウマチ疾患に関してはより質の高い診療を提供できる努力をしています。
  4. できるだけ自己完結したい。糖尿病の専門性を高める中で、網膜症や腎症の最終治療である硝子体手術、血液透析まで対応できるように診療レベルを充実させています。
  5. 治療が終了することと患者さん、家族の満足度はしばしば異なるものです。病気だけでなくその人の生活にまで目を向けて、心と体のリハビリ、在宅生活に向けた準備のための時間と場所も用意している病院です。
  6. 医師、看護師をはじめとして患者さんを大事に思うことができるスタッフが集まっています。
  7. 弱点も挙げておきます。
    1) 高度先進医療はできません。
    2) 悪性疾患に対する治療は不十分、特に高度な手術や放射線治療はできません。

 私たちの病院は一介の地方の民間病院で上記のような弱点もありますが、地域において求められている医療は概ね出来ていると思っています。それなりの信頼も得ていると自負しております。すべての原点は何時でも何でも診るということです。そのためにできるだけ広い領域にわたる知識、技術を獲得して、さらに少しでも深さを増していく努力を皆で心がけています。一方で、緊急時に依頼する病院はあります。非常に協力的、友好的対応をしていただいています。兵庫県立がんセンターへも日常的に紹介させていただいています。
日常の診療実績は 年報 を参照してください。

 日本では一部の専門特化した病院を除いて、多くの専門細分化された診療単位とそれぞれに属する医師がいるのが病院のあるべき姿とされ、これに該当しない病院はレベルの低い病院、大病院の治療後の受け皿のようにみなされているといっても過言ではありません。しかしすべての病院にすべての専門医が存在すること、それは無理です。実際、私たちの病院に限った話ではありますが、入院を要する患者さんの9割以上は高度専門医療を必要とせず、救命救急の出番でもありません。多くの患者さんは普通の、適切な診断と医療で治癒、改善することができるのです。今、各専門内科が受け持っている患者さん、疾患の多くは私たちでも診ることができます。ごく一部の人だけが高度専門医療を必要とすると考えます。一方、普通の医療で改善する人が細分化された診療科に振り分けられるデメリットも少なくありません。地理的、時間的、経済的、精神的制約をしばしば受けることになります。医学的にも、担当された専門分野以外のことにおいては私たちよりも低い医療レベルで対応されることがないとはいえません。
 結論は私たちのような小さいけれどがんばる病院が日本全国に必要なのです。
 私たちは更に前進しなければなりません。しかし、みんなが背伸びしてがんばっているところもあるかもわかりません。がんばり続けるためには余裕も必要です。足りないところを補完、補充しなければなりません。
 内科だけで出発してからその後整形外科、眼科そして外科とここまでは概ね軌道に乗ったように思います。そして毎日ではありませんが皮膚科、泌尿器科の診療も動き出しました。何とかこの地域で役に立つ病院として存在したいと思っています。
 「私もやってやる」 というスタッフ大募集中です。